タバコのJTが大規模な人員削減を実施 国民「健康志向が高まってこれも時代かな」

本社機能をスイス・ジュネーブに統合

　JＴ（日本たばこ産業）が、たばこ事業の運営体制を見直して、希望退職者を募集することがわかりました。その規模はなんと、１０００人と非常に大規模なものになります。日本市場を含むたばこ事業の本社機能を、海外たばこ事業を統括するスイスのジュネーブに統合。福岡県筑紫野市の九州工場を２０２２年３月末に廃止することになります。
　昨今の健康志向の高まりや健康増進法全面施行など、世でタバコ事業の規模縮小は止むを得ないと判断したのでしょう。
　国民からは「タバコがこれから市場が縮小するのは仕方がないこと」「これも時代かな」という声があがっています。

国民の声

国民の声：煙草に頼った経営はもう成り立たないでしょう。規模縮小もやむを得ないこと。コロナ禍での退職は後々のことを考えると大変だろうなと思います。（山形県、20代女性）

国民の声：まーこれだけ世間で「タバコは悪だ！」なんてなったらこうなるよね。コロナで喫煙への風当たりも強くなり、マスクもしなきゃならんし喫煙室も人数制限で長蛇の列。今年度は禁煙に踏み切った人も多いだろうね。（新潟県、40代女性）

国民の声：昔はどこでも喫煙できて、新幹線もオフィスも煙でモンモンだった。今や全て禁煙が当たり前で、喫煙者は肩身が狭いだろうなと思う。どこで見てもタバコは悪だし、こうなってしまうのも時代だなと思います。（北海道、50代男性）

国民の声：飛行機や電車でも普通にタバコ吸えた時代が懐かしいけど、時代の流れで喫煙＝悪みたいになってしまったから。少しでも良い条件で退職できるといいですね。（岩手県、30代男性）

国民の声：つい数年前までは働き手が足りないと騒いでいたのにね。このコロナ禍の中所得は増えも減りもしていないけど、1月1日から禁煙継続中。もう吸わなくても大丈夫かな。私の周りでもどんどん禁煙していく人が増えていますわ。（香川県、20代男性）

国民の声：嗜好品の値上がりは、まあ仕方ないとか思うけど嗜んでる人は大変ね。そして安泰だって言われてたJTでこれですか。企業も大変よね。（京都府、30代男性）

国民の声：安泰企業と思っていたJT。度重なる値上げもあるが、給料も良かったはずなので、かなりの家族に影響が出るよね。同じ生活水準は厳しいよね・・・。（三重県、60代男性）

国民の声：思うのは自由ですが、この人物は責任転嫁してばかりで、被害者への責任感と思いやりが感じられず普通に反省していないと思う方に一票。抗告せずに賠償すべきだと思いますね。（京都府、30代男性）

国民の声：社員もどういうモチベーションで仕事してるのか気になる。だって自社製品が世間から目の敵みたいになってるわけじゃないですか…。（京都府、30代男性）

国民の声：健康意識が高まるなか、タバコはこれから市場が縮小する方向にあるのは仕方がないことと考えられます。（京都府、30代男性）

所感

人員縮小も当然の流れですが、他の事業で吸収しきれなかったのは残念です。もっとも、工場の作業員などは全員をオフィスワークや営業業務に回すわけにもいかないでしょうから、希望退職で少しでも厚遇で退職してもらうのが精一杯の情けなのでしょう。それでも、まだまだ禁煙できない方が大勢いらっしゃるので、規模縮小でも事業継続されるのは救いなのかもしれません。