三菱UFJで専門人材に新卒年収1000万円 金融工学・デジタル技術対象も「活かせる環境ではない」と疑問視
2022年春入社から能力で給与が決まる仕組み導入
三菱UFJ銀行が2022年春に入社する新卒社員から、能力によって給与が決まる仕組みを一部で導入する方針で、能力次第で新卒の年収が1千万円になることに注目が集まっています。金融工学やデジタル技術に精通した専門人材を対象としていて、ITや外資企業に奪われていた優秀な人材を確保するのが狙いとのことです。
ただ、国民からは効果を疑問視する声が広がっています。
三菱UFJ銀行の人事制度に対する国民の声
国民の声:そんな人材が来ても活かせる環境ではない。年収で釣っても、指揮命令系統や縦割り組織に辟易として辞めていくだけ。まずは組織改革とやりがいの再定義をしてみては。元銀行員より。
国民の声:大学で優秀なのと、入社後に優秀なのはまったく別物。肩書き等々に騙されてババを引いて無駄な投資にならなきゃいいね。
国民の声:新卒即実践で結果出せ言ってるのか?知識だけじゃどうにもならない事あるのにね。
国民の声:銀行が一千万円出すよっていう人材なら、他の仕事で何だってできますよ。三菱UFJ銀行に入らなくても。まあ雇われないほうがいいんじゃないですかね。
国民の声:社内の経営陣、人材に専門家がいないのに外の専門家を評価できるわけない
。せいぜい学歴や職歴が大企業かどうかぐらいだろうしか見れないだろう。何の実力もない口だけの専門家をつかまされるのがオチ。
出典:ヤフーニュース
Twitterから
【今日の日経】
— バンカー@副業始めましたけど何か (@30Guitar) March 13, 2021
三菱UFJ。デジタル人材、大卒一年目から年収1000万円も❗️外資に流れていたデジタル人材を、取り込む💻
私も銀行員ですが、初任給は、168,000円でした😭
三菱UFJ銀行が、技術系を中心に新卒から年収1000万円を出せる給与体系に変更するというのは、一大転換点だと思います。
— たろう@ビジネスモデル解説 (@taro_capitalism) March 12, 2021
ただ、1000万円出したくなるような優秀な人材が銀行に行きたいと思うのかを考えてみると、行かないと思うのですが……IT企業の給料にリスクプレミアムを乗せるべきでしょう。
三菱UFJのデジタル人材採用の件、給料1000万円のところに注目が集まっているけど、重要なのは彼らのトレーニングや配属だと思うんよな。その意味では新卒採用だけじゃなく彼らの指導・管理監督を行うマネジメント層の人事も変えていかないといけないんだろうな。
— たぐちまる (@Taguchi2_0_1_6) March 12, 2021
三菱UFJ銀行の人事制度に対する編集部の所感
金融工学やデジタル技術に精通した専門人材を対象としているということは、この手の人材が不足して取り合いになってるからでしょう。問題は入ってからが重要です。これだけの対価なら新卒即結果を求められますが、新卒ですぐに成果が出せるか疑問です。